[2010年10月14日]
アフリカ女性の10年が2010年10月15日ケニア共和国ナイロビで始まります
アフリカ女性は世界的な女性運動において重要な役割を果たしています。彼女たちはすべての国連の会議に参加し、過去30年にわたり1975年にメキシコシティで開催された第一回世界女性会議、デンマークのコペンハーゲンで1980年に開催された第二回世界女性会議、1985年にケニアのナイロビで開催された第三回世界女性会議、そして前回の中国、北京で開催された第4回世界女性会議をはじめとして女性の地位向上や男女均等の議論に積極的に参加してきました。これらの会議では女性の法的、経済的、社会的、政治的な面からの地位向上が図られました。アフリカ女性の役割は計り知れないものがあります。
北京での会議以来、アフリカ大陸は下記のような様々なコミットメントや協定を採用し男女同権における王者として際立っています。
- アフリカ連合の主要な目標としてli男女均等推進についての宣言をしている。
−第四条(L)アフリカ連合の男女同権法においては特に「男女均等に従ってアフリカ連合は役割を果たさなければならない」したがって男女均等の推進はアフリカ連合の目標である。 - アフリカ女性の権利について人権に関するアフリカ憲章の協定
- アフリカにおける男女均等の厳粛な宣言(The Solemn Declaration on Gender Equality in Africa
- 2006年に国家の首脳により承認された紛争後の復興と開発の政策骨子
アフリカ女性の10年 (2010 – 2020)
2008年12月にレソトのマセルで開催された男女均等相会議において、各国の男女均等関係大臣は各国の首脳に対し2010年からの10年を性差問題に対する認識をより一層深めてもらうための基盤とするためアフリカ女性の10とする要望を出しました。この要望はアフリカ連合総会で受け入れられ2010年から2020年までをアフリカ女性の10年として宣言しました。
アフリカ女性の10年は「世界農村女性の日」である10月15日にアフリカ連合で採択された様々な目標、宣言、協定の実施、実現に向けてナイロビで始まります。この10年では世界中で様々な女性運動が開催され男女均等や女性に地位向上についての重要なランドマークとなるものと期待されています。
2010年は女性に対する全ての差別廃絶会議から30年、北京行動基盤宣言から15年、ミレニアム開発目標から10年、国際連合安全保障理事会決議1325号アフリカにおける男女均等の厳粛な宣言の採択から6年、そしてアフリカ女性の権利について人権に関するアフリカ憲章の協定から5年になります。
このアフリカ女性の10年はアフリカが関係している女性の権利向上の活動の指針ともなるもので、十分注目に値する運動であると確信しています。