[2011年1月26日]
南部スーダン住民投票の開票結果に関する政府の声明
先ごろ行われた南部スーダン住民投票の結果について、ケニア共和国政府は以下のような声明を発表した。
ケニア共和国政府は先ごろ行われた住民投票のプロセスが透明で平和に行われたことに対して他の国際社会の国々同様に称賛します。南部スーダン住民投票委員会やすべての監視国により住民投票の過程が公式に自由で公正に行われたと宣言されたこと、南部スーダンの多くの人々が六日間の投票期間中に平和的で賞賛すべき礼節さで住民投票を行ったことに、ケニア政府および国民は祝意を表します。ケニア政府は南部スーダン住民投票委員会ならびに南部スーダン住民投票局、スーダン人民解放軍、国民会議、国家統一政府、南部スーダン政府に対しても同様に住民投票をうまく運営しこのような成功に導いたことを称賛します。
ケニアはさらにハルツームの国民会議と国民政府の南北包括和平合意を尊重した統率力に祝意を表します。ケニア政府は国民会議に今後も同様の対話の精神に基づきスーダン人民解放軍とともに住民投票後の問題にあたることを希望します。このことは同様に重要なことです。
ケニアは成功をおさめた住民投票の結果がスーダン全土の平和には不十分であると認識しています、特に北部と南部の対立です。南北包括和平合意で2011年7月9日に終了する暫定期間内に実現に向けて重要とされた点については多くが未解決となっています。二つの組織は南北包括和平合意の実現にむけてハイレベルの折衝を続け、そして2010年11月13日にハルツームにおいて枠組み合意が署名されました。それには未解決の問題や住民投票後の問題解決への道筋が示されています。
ケニアは南北包括和平合意の完全実現を支持します、そして北部および南部スーダンともに支援しこの実現に向けて努力します。
ケニア共和国外務省
2011年1月17日