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主要産業
経済発展に貢献している主要産業は、新興成長市場である農業、卸、小売りから、建設、インフラ開発、製造業、輸送サービス、観光等があります。
農業

農業部門は経済における柱であり、2013年におけるGDPの25%、ケニアの総輸出量の65%、正規雇用の18%を占めました。
農業部門はケニア経済の動力源になっているだけではなく、国民の主要な生計手段となっています。同産業は作物生産(工芸作物や食物)、園芸、家畜、漁業、林業から成ります。作物生産や園芸産業は農業GDPの76.5%を占め、次に多い家畜飼育は4.9%です。
農業GDP全体の中で、漁業と林業はそれぞれ0.5%、0.7%になります。2013年は降水量が減少したことでトウモロコシ、豆、サトウキビの生産量が縮小しましたが、総体的に見ると農業生産量は2.9%成長しました。
ケニアの農業品輸出は伝統的なもの(紅茶、コーヒー)と非伝統的なもの(園芸品は2012年の205,700tから2013年には213,800tに増加)に分けられます。
農業分野に関する詳細はこちらをご参照ください: Agriculture – Kenya Investment Authority
観光業

ケニアは最上級のサービスと多様性や特色のある体験ができ、世界でも長距離旅行者の訪問先トップ10に入っています。
観光業はケニアにとって主要な外貨取得源の一つであり、農業や製造業に次いで3番目にGDPに貢献しています。同産業は、成功した観光プロモーションや政治的安定性の伴った、自由化、観光市場の拡大、政府による継続した支援と良好な環境を提供する公約のおかげで、急速に成長しています。
ケニア観光に関する詳細はこちらをご参照ください: Magical Kenya – Kenya Tourism Board
製造業
同産業は現時点では農業関連産業が中心となっており、農業部門との連携によって農業品に付加価値を与える重要な役割を果たしていますが、農作物の収穫量に左右されてきました。
しかし今後、地域市場の製造品シェアを7%から15%に増やし、既存及び新しいマーケットに向けたニッチな製品の開発をすることを目標にしていることから、ケニアの産業政策の主翼となる、輸出向きの製造業に移行している傾向にあります。
ケニアは経済特区(SEZs)、工業団地、産業クラスターの開発促進、中小規模の製造企業の振興、ニッチ品目の開発、研究開発結果の商業化を行っています。
詳細はこちらをご参照ください:Manufacturing – Kenya Investment Authority
輸送及びインフラ
物流と伝達はGDPの11%を担っています。ケニアは国のインフラの大規模な改良と拡大を検討しています。この観点から、ケニアは投資家に近い将来、重要なビジネスチャンスを提供するような多くのインフラ案件を全面に押し出してきました。
政府がどのようにインフラを発展させたいか検討し計画を進めながらも、同時に潜在投資家の考えや提案も受け入れる姿勢であることは特筆すべきことです。
- 北部回廊の再開発
- ナイロビ周辺の通勤鉄道システムの開発
- 現在のケニア・ウガンダ間の鉄道に置き換える標準軌間の設置
- ジョモ・ケニヤッタ国際空港の新しいターミナルの設計と建設
- ラム港〜南スーダン〜エチオピア交通(LAPSET)新回廊の開発
これらの案件への投資は直接投資や官民パートナーシップ、何れを通してでも行うことができます。
情報と通信技術
地元の情報通信(ICT)市場は5億ドル規模と想定され、Airtelに続いてSpancoもケニアに進出しています。これらの企業は、近隣市場と比較して高度化が進んでいるケニアを拠点に、EACやそれ以上のマーケットに拡大を計画しているクライアントにサービスを提供するために、地域へ進出拡大していくことが予想されます。
詳細はこちらをご参照ください:Information Communication Technology – Kenya Investment Authority
建設
ケニアの建設産業は非常に発展しており、高い技術のエンジニア、建設、デザインサービスが行き届いています。同産業は現在、ケニアの都市交通インフラ計画のもと、道路や橋の復興及び再建設が行われており活発化しています。
詳細はこちらをご参照ください:Real Estate and Construction – Kenya Investment Authority