1. ホーム
  2. ケニア共和国
  3. 経済概観

経済概観

東アフリカで最大規模のケニア経済は、いくつかの要因が原動力となってここ数年間に大幅な成長を見せました。ケニアは、次のような利点に恵まれています。

  • ある程度の教育を受けた労働力
  • 東アフリカやアフリカ中央内陸諸国向けの商品の搬入点となる重要な港
  • 豊富な野生生物や何マイルもの魅力的な海岸線
  • 政府による経済改革実施の公約

ケニアの農業発展は、依然としてGDPに最も大きく貢献しており、高級切り花を主体とした園芸産品が主要輸出品目の1つです。ケニアの輸送・通信インフラは中程度の水準にありますが、最近の発展により中長期的には、より競争力の高い良好なサービスがもたらされることが見込まれています。ケニアは、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、その他の加盟国と共に、東アフリカ共同体(EAC/East Africa Community)のメンバーです。EACはより緊密な統合に向けて努力しており、ケニア経済に広くプラスの影響を及ぼすことでしょう。ケニアは、20 カ国の加盟国から成る東部南部アフリカ共同市場(COMESA/Common Market for East and Southern Africa)のメンバーでもあります。COMESAは、アフリカ全人口の約半分を占める東部・南部アフリカの4億近くの人々の間に交易の道を開いています。

EACの発展は、ケニアにとって好機であると同時に挑戦でもあります。ケニアの経済規模がブルンジやルワンダは言うまでもなく、ウガンダやタンザニアの経済規模よりはるかに大きいことから、政府は、2005年1月1日発効の関税同盟が他の加盟国に不公平にならないよう税譲許を行わざるを得ませんでした。