ケニアで新種の蝶が発見!『アイチ・ジェム(AICHI GEM)』と名づけられました。

Photo
(C) ABRI (African Butterfly Research Institute, Nairobi)
 |
Photo (C) ABRI
(African Butterfly Research Institute, Nairobi) |
 |
Photo (C) ABRI
(African Butterfly Research Institute, Nairobi) |
 |
Photo (C) ABRI
(African Butterfly Research Institute, Nairobi) |
 |
Photo (C) ABRI
(African Butterfly Research Institute, Nairobi) |
この度、ケニアで新種の蝶が発見され、『アイチ・ジェム(AICHI GEM)』と名づけられました。
『アイチ・ジェム』は、羽を広げたときの大きさが2cmほどと非常に小さいのですが、大変美しい蝶です。ナイロビから50kmほど離れた、標高1300mの大地溝帯にあるマガディロードで発見されました。
この美しい蝶は、誕生してから発見されるまでに、100年以上の歳月がかかりました。『アイチ・ジェム』と似た種の蝶が、南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、西部タンザニアにも棲息しています。また、アラビアでも似た種が見つかっています。
『アイチ・ジェム』は、大雨期の後、毎年5月に羽化します。その寿命は大変短く、3〜4週間の間しか見ることができません。『アイチ・ジェム』は、とげのある潅木の乾いた茂みに棲息しています。『アイチ・ジェム』の産卵場所は、ソーンアカシア(とげのあるアカシア)の木に蟻が作る巣です。そこでは、蟻が『アイチ・ジェム』の幼虫を育てます。その見返りとして蟻は、蝶の幼虫である毛虫の背中にある腺から、蟻の集団を鎮める効果のある成分を摂取します。『アイチ・ジェム』は、その蟻の巣の中でサナギになり、その蟻の巣から羽を乾かすために羽化し、そして飛び立っていくのです。
この美しい蝶は、羽に金色の水玉模様があることとから『アイチ・ジェム(アイチの宝石)』と名づけられました。また、『アイチ・ジェム』と名づけられたのは、愛知県で「自然の叡智」をテーマにした「愛・地球博」が開催されているからです。「愛・地球博」のケニアパビリオンでは、ケニアの原生林を利用し、蝶を育てることで生計を立てている「キペペオプロジェクト」を紹介しています。この展示により、ケニアパビリオンは、公式参加者が、「愛・地球博」のテーマである「自然の叡智」の趣旨を具現化し、かつ、それを広く伝えようとする努力を奨励することを目的として、パビリオンの外装、内装のデザインの良さ、展示物の質の高さ、テーマとの関係性、機能性、クリーンさなどが審査された「自然の叡智賞」において、銀賞を受賞しました。この新種の蝶に「アイチ」の名前を付けることにより、「愛・地球博」終了後も『アイチ・ジェム』が羽ばたき続ける限り、日本とケニアとの間に、共通の敬愛と自然への愛が永続することでしょう。
|