[2006年1月10日]

独立記念日によせるメッセージ

2005年12月12日の42回目の独立記念日を祝し、“ジャムフリデイ(Jamuhuri Dayー独立記念日)”によせる大使のメッセージです。

デニス N.O. アウォリ 
ケニア共和国大使館特命全権大使

独立記念日によせるメッセージ(要約)

2002年以降、ケニア政府は貧困、教育、医療への取り組みを強化しております。その一環といたしまして、“A Working Nation which is Stable, Prosperous, Democratic, and Equitable(安定・繁栄した、公平な民主主義の勤労国)”をモットーに揚げ、ゴールに向けて日々邁進しております。経済の発展を急務の最優先課題と位置づけ、ケニア政府は様々な改革を実施しています。汚職と経済倫理に関する法規、公務員法、投資・促進に関する法令など、司法機関と行政との間において、ケニア政府は様々な改革を実施しています。これらの法案が成果を見せ始め、ケニアのGDPの成長率は、2002年には1.2%、2004年には4.3%に達し、また今年の予測では5%を超える成長が見込まれています。
 投資促進に関する法を通じて、ケニア政府は“ケニア・インベストメント・オーソリティ”を設立しました。ここでは、投資家が投資証明を作るために必要な18種もの書類を1ヶ所で申請することができます。これにより、投資家の方々にとって、ケニアで会社を登記するために必要な時間が劇的に短縮されました。
 また本年は、ケニアの歴史に残る一つの大きな出来事がありました。それは、憲法改正の国民投票を実施した際に、様々な異なった世論があったにもかかわらず、投票を成功裏に終わらせることができ、ケニアの政治的な成熟度の高さを証明したことです。
 世界的にも主要な国連センターの一つを有する国として、ケニアは全ての国際フォーラムにおいて、地域そして世界におよぶ様々な問題に対し、積極的な働きかけに努めています。特にケニアは、恒久的平和の探求の最前線にたっています。ケニアの周辺国には、深刻な内戦を抱えた国々がたくさんあるからです。
 さらに、ケニアは平和の文化と平和的共存の促進に尽力しています。その証しとして、ケニア共和国のムワイ・キバキ大統領は、ひろしま・祈りの石国際教育交流財団より、平和の象徴としての石を贈られました。
 9月に閉幕した愛・地球博においては、たくさんの方にケニアパビリオンを訪れていただき、大成功に終わらせることができました。万博協会からケニアパビリオンに贈られた、自然の叡智賞の銅賞と銀賞(カテゴリーD:共同館)の2つのメダルを大変光栄に思っています。
 ケニアは、日本からの経済発展プログラムへの支援、そして2国間の素晴らしい友好関係に深く感謝しています。また、最近ではケニア環境省の副大臣であり2004年度のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ女史が来日した様に、両国の高官による相互訪問も2国間の関係において大切な役割を果たしています。ワンガリ・マータイ女史は、日本滞在中に、小泉純一郎首相を表敬訪問し、環境副大臣として、自然環境保護に関して、さらに“もったいない”のコンセプトについて話し合いました。
 また、本年ケニアは、日本政府と日本旅行業協会のご協力をいただき、世界的に有名なサファリを体験するために、ケニアを訪れる日本人旅行者を増やすためのプロジェクトを立ち上げました。将来的にまた、ケニアはその地理的な優位性を活かして、製造業の流通センターとなり、東アフリカ、中央アフリカへのハブとなることが予想されています。

デニス N.O. アウォリ
ケニア共和国大使館
特命全権大使

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