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2007年1月29日更新
ネイチャー・ウォークの奨めンゴマ・ジャパニ(東アフリカNGOMA親交会)
理事 山本純子
ナイロビから約30分のフライト。 窓から差し込む西陽がまぶしい。 小高い丘を幾度か旋回してセスナが降り立ったエアストップは、平らな塩田のような場所。 わずかにたなびく吹流しが目印だ。 セスナのエンジン音が聞こえると、丘の上からゲストをピックアップするためのランドローバが下りてくる。 ドライバーは赤いトラディショナル・コスチュームに身を包むマサイの人。 今日から3日間をここで過ごす。 自然との共生をテーマにしたションポーレ山麓のエコロッジ。 まずはタスカーで乾杯。 ドアがない。(写真1) 窓もない。(写真2) そして、トイレもシャワーも全てがオープンエア。(写真3) 部屋のどの場所に居ても、広がるサバンナを眺めることができた。 標高の低いこの辺りは、乾燥していて気温も高い。 各部屋には、ほてった身体をクールダウンするためのプールが用意されていた。(写真4) ひと泳ぎして濡れた髪も、サバンナの風に吹かれ、あっという間に乾いてゆく。 朝、ネイチャー・ウォークに出掛けた。 朝食前に部屋を出てエントランスへ。 途中、目の前に草を食むシマウマが現れた。(写真5) どうやら、このロッジに住みついているらしい。(写真6) 地元マサイのガイド、デニス&オレグラスと落ち合い、乾いた草をかき分けながら黄金色のサバンナを進んで行く。(写真7) 歯ブラシになるという植物の茎。 薬になるという樹液。(写真8) 空き家になったハタオリ鳥の巣。(写真9) 目の前の木の枝には、まるでたわわに実る果実のように、ハタオリ鳥の巣が幾つもぶら下がっている。(写真10) 巣作りは、オス鳥たちの求愛行動だ。 競って作る巣の中で、一番心地よく、快適な部屋をメス鳥が選ぶ。 オレナンドが手に持った家主の居ない巣は、負け犬ならぬ負け鳥の象徴。 干からびた河原には、美しい小石がたくさん散らばっていた。 朝陽を浴びて一際キラキラ輝いているのはエメラルド色をした緑水晶。(写真11) 丘をくだり、川を越え、フィグツリー(無花果)の林を行く。 ロッジの柱、テーブル、椅子、そしてベッドも・・・ロッジの骨組みから家具にいたるまで、全てはこのフィグツリーを素朴に切り出して作られていた。(写真12) 帰り道、きつい上り坂でヒョウの足跡を発見。(写真13) かつて、ケニア北部エルカントのネイチャー・ウォークでは、巨大なゾウの足跡に出会った。 干上がった川に、水を求めてやってきたゾウたちが、水脈を探り当て、鼻を地面でこそぎ、飲み水を吸い上げた後も見つけた。 その同じ場所を、人間たちが更に深く掘って井戸にする。 そんな場所には、大抵、放牧中の牛やヤギを連れてやってくるサンブルの少年や、生活に必要な水を汲みにやってくる女たちがいた。 自分の足で大地を踏みしめると、人の歩くスピードでしか気付かない、様々な風景が見えてくる。 そして、聞こえなかった音が聞こえてくる。 鳥が鳴き、虫が鳴き、蛙が鳴く。 彼方から聞こえる動物たちの遠吠え。 様々な命の音が交じり合う。 太陽が昇り、強い陽の光りが肌を射す頃、うっすらと汗をかき、ロッジに戻る。 ネイチャー・ウォークで五感が研ぎ澄まされた後は、たっぷりの朝食で1日が始まった。 夕刻、ランドローバで繰り出すサファリでは、ヒョウの足跡を追跡してみよう。
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