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2007年5月28日更新
ガイド流サファリ動物発見術加藤直邦
ケニア国土のおよそ8%を占める国立公園や保護区を訪れ、野生動物の営みを垣間見る。そんな観光はケニアを訪れる旅行者の最大の楽しみ方になっている。 |
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開けた草原で群れをなし、草を食べる動物を見つけるのはたやすい。 あまりにもたやすいせいか、色鮮やかなシマウマでも立派な角を持つガゼルにしても、サファリドライブ中に何度も遭遇してしまうと見飽きてしまう。 そんなとき、ただ「見る」のではなく、そこで草食動物が何をしているのか「観て」みよう。 群れの仲間すべてが同じ方向を凝視していたりしたら要注意だ。 双眼鏡を使って、草食動物の目線の延長線をくまなく探してみる。もしかしたら、そこに肉食動物が隠れているかもしれない。 そもそも、草食動物がライオンを見たら一目散に逃げ出すと思ったら間違いだ。 まず草食動物は、肉食動物の行動をしっかり確認しようとするのだ。むやみやたらに逃げ回るのは疲れるだけだし、パニックになるだけ襲われるリスクが高くなるのを良く知っている。 たとえ足が速くて有名なチーターにしても、獲物となるガゼルよりほんの少し足が速いだけだ。だから長距離走れるガゼルさえ気がついていれば、捕まってしまうことはまずないと言っていい。 逆に集団でどんどん近づいていって、チーターを追い払ってしまうこともあるくらいだ。群れというのは、草食動物がサバンナで生き抜くための最大の武器となる。 そんな草食動物の警戒心を利用して、肉食動物を発見してしまおう。 |
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●発見方法その2、ハゲワシのゆくえ
ハゲワシはただ気持ちよくて飛び回るのではなく、ああやって上昇気流を利用して旋回しながら地上の獲物を探している。彼らの主なご馳走は、ライオンなどが食べ残した死骸だ。 ハゲワシは死骸を見つけると旋回するのを止め、まっすぐその場所へ向かって飛び始める。そこには、満腹になったライオンが休んでいるかもしれない。 一羽が食べ物を発見したら、周りのハゲワシたちも次から次へと一箇所へ向かって飛んでくる。双眼鏡で調べて、その付近の背が高い木に何羽ものハゲワシが留まっていたら、まず間違いないだろう。 また、同じ腐肉漁りのハイエナやジャッカルが無心に走っていたら、同じくその先にライオンの食べ残しがある可能性がある。注意して観察してみよう。 ●発見方法その3、他のサファリカーを探せ 国立公園や保護区で、肉食動物を探してサファリドライブしている車は他にもいるはずだ。 サバンナの一箇所でずっと停まっている車があったら、「何かある?」と怪しんでいい。それも一台ではなく数台集まっていたら、「探していた動物」もしくは「珍しい動物」の可能性はますます高い。 これは、プロのサファリドライバーも利用するもっとも手堅い裏技だ。 ただし、車を停めて食事をしていることもあるし、誰かが隠れて野外トイレをしている場合もあるので、あまり大騒ぎして双眼鏡で覗いたりしないほうがいいかもしれない。 今回、僕が教えられる動物発見方法は以上の3つだ。 プロのサファリドライバーは、ただ視力が良いだけじゃない。彼らは各動物が好む環境や、特定のナワバリなどを把握しているからいち早く動物を見つけることができる。そんな経験による技術はすぐに身につけることが出来るものじゃない。 だけど、ほんの少し注意してサバンナでのドライブを楽しめば、サファリ初体験の旅行者でも肉食動物を発見できる可能性があるのだ。 Safari Njema !!(よい旅を!) |
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